新築時外構で多く活躍するフェンス。
開放感たっぷりなオープン外構でも一部目隠しフェンスを活用することもありますね。
しかしフェンスの失敗は意外と多いのが残念なところ。
外構フェンスで失敗しないためのいろはをご紹介します。
目次
目隠しフェンスはオープン・クローズ問わず幅広く活躍するフェンスです。
部分的に設置することによって、全体の景観を損なうことなく、敷地内のプライバシーを守ることができます。
しかし、事前にしっかりイメージをしていないと失敗につながります。
プライバシーを守ることを優先し、目隠しフェンスの高さを出したケースです。
圧迫感がでてしまい、落ち着けない雰囲気になってしまいます。
室内から窓の外をみると高いフェンスのせいで、外の景色や様子が見えなくなることが要因ですね。
どこからの視線からプライバシーを守るのかをしっかりイメージして必要な分の高さに設定しましょう。
このケースでもプライバシー保護だけを考えてしまっています。
無駄に高いフェンスや隙間のないフェンスは、日光を遮り、室内に十分な採光がとれなくなってしまいます。
必要以上に高さを出さないことも必要ですが、フェンスの種類の見直しでも解決できます。
採光性が高いすりガラスのようなポリカーボネート製パネルを用いたフェンスなら視線をカバーしつつ、採光が取れますよ。
目隠しフェンス以外でも言えますが、フェンスのデメリットである風通しの悪さです。
フェンスの隙間が狭いとどうしても風通しが悪くなってしまいます。
プライバシー保護を目的とすると、どうしても隙間がせまくなってしまいがちですが、目を凝らさなければ意外と見えないので安心してください。
隙間を調整することで風通しを確保しつつ、プライバシーの保護ができます。
目隠しフェンスは場所や用途によっても様々な種類がありますが、それぞれにデメリットが存在します。
フェンスの高さや種類、隙間の広さまでしっかり考えれば失敗せず、快適に活用することができますよ。
「庭の景観に合わせたい!」
「自然が好きだからやっぱり木製!」
しかし木製は自然のもの、実はメンテナンスがとても大変なのをご存じですか?
木製製品を外で使用すると、耐久年数は1年ほどです。
雨風にさらされることで急速な劣化をしていきます。
メンテナンスを怠ると1年で腐食してしまったり、ささくれやトゲがでることもあります。
木製ですからシロアリが繁殖する恐れもあります。
すると耐久性も疑わしくなり、結果的に取り換えが必要です。
劣化から守るためには防腐剤を定期的に塗布しなくてはいけません。
木製にこだわりたいならメンテナンスをしっかりしなくてはいけませんが、防腐剤の二度塗りともなると丸一日かかってしまいます。
範囲が広いとその分、メンテナンスにかかる費用がかさみます。
どうしても木製じゃなきゃだめ!というわけではないのであれば樹脂製のフェンスをおすすめします。
景観を損ないませんし、耐久年数がぐんと伸びます。
よっぽどのことがない限りは破損することがないので安心です。
目隠しフェンスを選ぶ際には「高さ」「隙間」「種類」「材質」を考慮しましょう。
また、樹脂製とポリカーボネートのパネルを交互に使用した商品など、二種類を合わせた商品もあります。
多くの商品から選択できることが一番なので、ぜひ外構業者に直接依頼をしてみて下さい。
専門家であれば耐久性やメンテナンスについても詳しいはずなので、使いたい商品や素材についても詳しく知ることができますよ。